エヴァンゲリオン新劇場版の第4作目(完結編)である「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が2021年3月8日に公開されました。
待ちに待った完結編ですが、エヴァは物語が壮大すぎて作品ごとの繋がりやストーリーの背景をしっかり把握していないと全く理解できません。
アニメもそうでしたが、特に新劇場版の第3作目「Q」を観た時は
(あれ? これ違う作品かな?)
(それとも作品1つ抜かしちゃった?)
という感じで意味不明でした。
ただ、エヴァは作品同士の繋がりやストーリーの背景をしっかりと把握すれば、一気に面白い作品になります。
1人のファンとして、せっかくエヴァという名作に触れる機会があったにも関わらず、ストーリーについていけず途中で挫折してしまう方がいるのが残念で仕方ありません。
なので、このページではエヴァンゲリオンのストーリーを知りたい方に向けて、
- エヴァンゲリオンの意味
- 作品ごとの繋がり
- アニメ版のストーリー
これらについて分かりやすくまとめておきます。
この記事はエヴァンゲリオンの核心に迫る内容ばかりとなっており、アニメ版のネタバレを含むのでご注意ください。
また当記事で使用している画像の引用元は、株式会社カラーです。
エヴァンゲリオンの意味は?

タイトルとなっている「evangelion(エヴァンゲリオン)」は、ギリシャ語の「euangelion(エウアンゲリオン)」から派生して生まれたラテン語です。
これは「eu(良い)」+「angelion(知らせ)」という意味で、「福音」を表しています。
【福音とは?】
喜びを伝える知らせ。また(キリストによって人類が救われるという)キリストの教えのこと。
アニメなどで解説されることはありませんが、実はエヴァは旧約聖書をベースにしたストーリーになっているのです。
なので、タイトルにもキリスト教で使われている「evangelion(福音)」を用いたと言われています。
エヴァンゲリオンの作品について
「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年10月4日から1996年3月27日にかけて、テレビ東京系列で放送されたSFアニメ作品で、全26話から構成されています。
1997年には、アニメ版の結末を現実世界の視点で描いた劇場版(第25話・Air/第26話・まごころを、君に)が公開されました。
この劇場版の2作品は、このあと登場する劇場版と区別するために「旧劇場版」と呼ばれています。
そして、2006年になると新たな設定・ストーリーで同作品をリメイクした「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の制作が発表されました。
2007年に第1作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開。
2009年に第2作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開。
2012年に第3作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開。
2021年に第4作目「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が公開。
西暦 | 作品 |
1995年 〜 1996年 |
アニメ版(全26話) |
1997年 | 旧劇場版 「第25話・Air/第26話・まごころを、君に」 |
2007年 | 新劇場版第1作目 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 |
2009年 | 新劇場版第2作目 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」 |
2012年 | 新劇場版第3作目 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 |
2021年 | 新劇場版第4作目 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」 |
- 「アニメ版」は全26話構成
- 「旧劇場版」はアニメ版の結末(第25話、第26話)を現実世界の視点で描いたもの
- 「新劇場版」はリメイクされたもので全4部作構成
また漫画版も1994年12月から少年エースで連載が開始され、2013年6月に連載終了。
作者はエヴァのキャラクターデザインを担当されている貞本義行先生です。
単行本も14巻(完結)まで発売されているのですが、こちらはアニメ版と旧劇場版をベースにしつつ多少異なる内容となっているので、映像作品を見た方でも楽しめると思います。
ちなみにエヴァはアニメと漫画のメディアミックス作品となっており、アニメよりも漫画の方が早く世に出てはいるのですが、原作はアニメです。
アニメ版のストーリーについて
アニメ版の舞台は西暦2015年となっており、主人公の碇シンジが父親のゲンドウに呼び出され、第3新東京市を訪れるシーンから始まります。
ただ、序盤から伏線や謎がかなり多く、おそらくほとんどの方が1度観ただけではストーリーを理解するのは難しいと思います。
ここからは重要な項目について詳しく解説していくので、ゆっくり1つずつ目を通してみてください。
①人類が使徒と戦う理由

人類が使徒と戦う理由は「種の生存競争」です。
ここに至るまでの経緯としては、まず約40億年前の太古の宇宙に「第一始祖民族」という人型種族の知的生命体が存在していました。
彼らは「生命の種」と呼ばれる、生命を生み出す種を銀河系の各地に送っていました。
本来であれば、生命の種は1つの星に1つのみ送られるはずだったのですが、運の悪いことに地球には偶然2つの種が落ちてしまいます。
こうして地球に落ちた生命の種が「白き月」と「黒き月」です。
第一始祖民族がなぜ生命の種を各地に送っていたのか?
それは謎に包まれています。
最初に送られた白き月には
- 第1使徒アダム(光の巨人)
- ロンギヌスの槍
- (裏)死海文書
この3つが入っており、のちの南極大陸に落下します。
【ロンギヌスの槍とは?】
アンチATフィールド(後述)を展開できる槍で、使徒を封じ込める保安装置の役割を担っています。自力で移動する能力も持つ一種の生命体です。
【(裏)死海文書とは?】
使徒の生態やロンギヌスの槍の運用方法、未来に起こるであろう出来事が記された文書のことです。
のちに公表された重要でない情報は死海文書、ゼーレが隠蔽した重要な情報は裏死海文書と呼ばれています。
そして、第1使徒アダムは、始祖として第3〜第17の使徒を生み出します。
またアダムは「生命の実」を持っており、アダムから生まれた使徒は半永久的に活動できる「S2(スーパーソレノイド)機関」という動力源としてそれを受け継ぎました。
一方で、黒き月には第2使徒リリス(白い巨人)が入っており、白き月の落下後にのちの日本の神奈川県箱根付近に落下します。
これが「ファーストインパクト(ジャイアントインパクト)」です。
このファーストインパクトの衝撃で、先に地球にたどり着いていたアダムとアダムから誕生した使徒達は、長い眠りにつくことになりました。
黒き月は地球に衝突した後にバウンドし、地球の衛星(月)となります。
この衝突時にリリスと黒き月の一部分のみが落下し、地球に残されることになりました(槍と文書は存在自体が不明)。
そして、第2使徒リリスは「LCL(生命のスープ)」と呼ばれる体液で満たされており、このLCLを元にリリスを始祖として生命が誕生しました。
その生命が進化を繰り返した結果、誕生したのが第18使徒(人類)です。
アダムが「生命の実」を持っていたのに対し、リリスは「知恵の実」を持っており、人類は「科学の力」としてそれを受け継ぎました。
そして、科学の力を使って発展し、のちにエヴァンゲリオンを生み出します。
このように、地球には2つの種族が誕生してしまったので、
「使徒 VS 人類(エヴァンゲリオン)」
という種の生存競争が起こってしまったのです。
始祖 | 第1使徒アダム | 第2使徒リリス |
生んだ使徒 | 第3〜第17使徒 | 第18使徒(人類) |
引き継ぎ | S2機関(生命の実) | 科学の力(知恵の実) |
②使徒について
劇中に登場する18の使徒を紹介していきます。
【第1使徒アダム】

第3〜第17の使徒達の始祖。
白き月に乗って地球にやってきた神なる存在。
南極大陸でセカンドインパクトを引き起こし、最終的に碇ゲンドウの右手に移植される。
またアダム系列の使徒達は、自分達にはない知恵の実を持つ人類に興味を持っている。
【第2使徒リリス】

第18使徒である人類の始祖。
黒き月に乗って地球にやってきた神なる存在。
ネルフ本部ターミナルドグマに安置。
しかし、リリスの存在を隠しておきたかったゼーレとゲンドウの情報操作によって、ネルフ関係者はリリスをアダムだと思っている。
【第3使徒サキエル】

初号機(シンジ)初出撃。
暴走した初号機に勝てないと判断し、巻き付いて自爆。
ネルフは初の実践で勝利を収める。
【第4使徒シャムシエル】

初号機のエントリープラグにトウジとケンスケを乗せた状態でシンジが特攻。
プログレッシブナイフを使い、活動限界ギリギリでコアを破壊。
戦闘終了時にコア以外はほぼ無傷だったため、ネルフはS2機関などの使徒のサンプルを入手。
【第5使徒ラミエル】

零号機(レイ)初出撃。
零号機と初号機で、日本中の電力を集結させた陽電子砲による超長距離射撃(ヤシマ作戦)を決行。
レイ「あなたは死なないわ、私が守るもの」
二発目で使徒を撃破するも、盾となって初号機を守り抜いた零号機が大破。
【第6使徒ガギエル】

弐号機(アスカ)初出撃。
初の海上&水中戦闘。
弐号機を水中へ引きずり込むが、戦艦2隻による口内へのゼロ距離射撃により殲滅。
【第7使徒イスラフェル】

2体に分裂する使徒。
2つのコアに対し、二点同時攻撃を実行するためシンジとアスカは動きをシンクロさせる特訓をスタート。
見事ユニゾンをマスターし、初号機&弐号機の二点同時攻撃で2つのコアを破壊し撃破(シンジの宣言どおり62秒で決着)。
【第8使徒サンダルフォン】

浅間山火口において蛹状態で発見された使徒。
極地専用のD型装備(耐熱耐圧耐核防護服)の弐号機によって捕獲作戦を決行するも、作戦実行中に羽化を始めたため戦闘へ移行。
口内に冷却パイプを突っ込み、熱膨張を利用して撃破。
使徒の最後の反撃で命綱であるパイプを切られた弐号機が火山の底へ落ち行くも、ギリギリのところで初号機が掴み上げる。
零号機の改装作業が終了し、山吹色から青色へ。
【第9使徒マトリエル】

停電中のネルフ本部に襲来し、強力な溶解液で侵入を試みる。
ネルフ側は初のエヴァ3機出撃。
弐号機がディフェンス、零号機がバックアップ、初号機がオフェンスの役割をこなし、パレットライフルで撃破。
【第10使徒サハクィエル】

自身が爆弾として落下してきた最大級サイズの使徒。
落下位置の予測が困難なため、エヴァ3機による同時展開を決行。
初号機がATフィールドで受け止めたあと、零号機がコアを捕まえ、弐号機がプログレッシブナイフを突き立て撃破。
【第11使徒イロウル】

微生物サイズの使徒で、ネルフ本部へ侵入。
ネルフ本部のメインコンピューターであるMAGIシステムをクラッキングされるも、赤木リツコが自滅促進プログラムを打ち込み消滅させる。
【第12使徒レリエル】

空中に浮かぶ白黒の模様を持つ球体状の使徒。
しかし、実は直下に広がる影が本体。
虚数空間であるディラックの海に初号機を取り込み、シンジの精神世界に触れる。
最終的に暴走した初号機が内側から使徒を引き裂いて撃破。
【第13使徒バルディエル】

侵食型タイプの使徒。
エヴァ3号機の空輸中にエントリープラグへ侵入し、起動実験中に覚醒。
零号機と弐号機を戦闘不能に追い込むものの、ダミープラグに切り替わった初号機が3号機ごと破壊。
3号機に搭乗していたトウジは重傷を負う。
【第14使徒ゼルエル】

最強クラスの使徒。
第5使徒ラミエルが突破するのに十数時間もかかったネルフの18の特殊装甲を一瞬で溶解させる。
ジオフロントに侵入後、迎撃に出た弐号機の両腕と頭部を切断。
N2爆弾を使った零号機の自爆も失敗に終わり、ネルフ本部へと侵入。
その後は初号機がジオフロントまで後退させるも、内部電源が切れ沈黙。
最終的に初号機が覚醒し、捕食したことでS2機関を取り込む。
【第15使徒アラエル】

衛星軌道上に位置する使徒。
弐号機に可視光エネルギー波による精神攻撃を仕掛け、アスカの深層心理に触れることで活動停止に追い込む。
最後は零号機がロンギヌスの槍を用いて撃破。
【第16使徒アルミサエル】

二重螺旋の円環構造をした使徒で、零号機に侵食し融合しようと試みる。
その際に使徒がレイの人を想う気持ちに触れる。
最後は初号機を護るために零号機が自爆し、使徒を撃破。
【第17使徒タブリス】

渚カヲル。
アダムの魂が入った人型の使徒。
他の使徒から共有された情報を元に人の心を理解しようとするも、ゼーレの計画によって初号機に握殺される。
【第18使徒リリン】

第2使徒リリスを始祖として生まれた人類。
③人類補完計画について

エヴァの中でも最も謎とされる「人類補完計画」。
わかりづらい最大の理由は、人類補完計画が複数存在しているからです。
具体的には、
- ゼーレが目指す人類補完計画
- 碇ゲンドウが目指す人類補完計画
この2つが存在し、それぞれ進行していきます。
人類補完計画は、アダム計画、E計画と並ぶネルフの三大計画の1つです。
ゼーレが目指す人類補完計画

人類を裏で支配している秘密組織「ゼーレ」。
ゼーレはドイツ語で「魂」という意味です。
ゼーレの元は宗教団体で、1900年代中頃に最後の抵抗勢力を叩き潰し、人類を裏から支配する組織となりました。
(裏)死海文書を発掘したゼーレは、人類が原初の状態(LCL)へとリセットされる方法(のちのサードインパクト)が存在することを知ります。
実はゼーレはこの時、寿命がある人類は不完全で欠陥のある存在だと嘆き「完全な存在として生まれ変わるべき」という宗教的な思想を抱いていました。
つまりゼーレからすると、サードインパクトは願ってもいないことだったのです。
さらに近い将来、アダムから生まれた使徒達が人類を滅ぼすためにアダムとの接触を試みて、サードインパクトを引き起こすだろうということも予言されていました。
後述しますが、使徒がサードインパクトを起こした場合、人類は絶滅します。
そこで、ゼーレは人類自らの手でサードインパクトを引き起こし、「生命の実」を取り込んだ上で始祖たるリリスの元へ還って正しい単体の生命体として生まれ変わろうと考えました。
それこそが不完全に進化してしまった人類の贖罪になると考えたのです。
これがゼーレが計画していた人類補完計画の全容です。
碇ゲンドウが目指す人類補完計画

ゼーレの下部組織である「ネルフ」の総司令官である碇ゲンドウ(シンジの父)。
ネルフはドイツ語で「神経」の意味です。
彼もまたゼーレの思想に賛同し、人類補完計画を進めていました。
しかし、ある事件をキッカケに彼の中で人類補完計画の方向性が変わることになります。
初号機の実験中に、妻である碇ユイがコアに魂を取り込まれて亡くなってしまうという事件が起こってしまったのです。
ユイを深く愛していたゲンドウは、どうしてもユイに会いたい。
そのためにゼーレが提唱する神の元に還る道ではなく、自らが「神」と呼ばれる存在となることを目指します。
サードインパクトで人類を完全な生命体として生まれ変わらせ、自身は神になることでユイの魂と共に未来永劫一緒に生きていこうと考えました。
これこそがゲンドウが目指す人類補完計画の真の目的だったのです。
ゼーレとゲンドウ、最終的な目的は異なりますが「使徒を殲滅すること」までは利害が一致していました。
なので、表面上は協力関係を結びつつ、お互いの目的のために利用し合っていたのです。
④セカンドインパクトの真相

ゼーレの後援を受けた葛城調査隊(リーダーは葛城ミサトの父)は南極大陸で白き月を発見し、初めて第1使徒アダムと遭遇しました。
アダムを発見したゼーレはアダムと使徒の接触(使徒が起こすサードインパクト)を防ぐために、アダムを卵の状態まで戻して使徒から隠そうと考えます。
そこでロンギヌスの槍を使って、アンチATフィールドを発生させ、アダムを卵の状態まで還元させようと目論んでいました。
【ATフィールドとは?】
Absolute Terror Field(絶対恐怖領域)の略。
「生物が自分の体を維持するための心の壁(境界線)」です。
使徒やエヴァはこのATフィールドを体外に展開することができます。
【アンチATフィールドとは?】
「他者との境界を取り払おうとするもの」で、これにより生物としての形を保つことができなくなり、人類は原初のLCLへと戻ることになります。
ATフィールドの対となるものです。
そんなある日のこと、アダムに対して人の遺伝子ダイブの実験を行うことになりました。
そして、アダムのATフィールドを中和するために、アンチATフィールドを展開できるロンギヌスの槍を使用します。
しかし、その際にアダムが覚醒しS2機関が暴走。
アダム自身が大規模なアンチATフィールドを展開したことで、生命の原初への回帰が起こりますが、不測の事態に備えてアダムのS2機関にリンクさせていた爆弾が起動します。
その結果、アダムはバラバラになり、すべての生命が回帰する前にアンチATフィールドが止まりました。
ですがその影響は凄まじく、20億人以上の人々が死亡し、南極大陸はバクテリアさえ存在しない死の世界へと変貌を遂げてしまったのです。
さらに南極の氷が溶けてしまったことで世界中の水位が上昇し、地軸が傾いたことで日本から夏以外の季節が消えてしまいます。
これが西暦2000年9月13日に起こった大災厄「セカンドインパクト」です。
セカンドインパクトは、一般的には隕石の衝突が原因だと言われていますが、実はゼーレによって人為的に引き起こされたものでした。
そして、その後アダムの魂はゼーレによって人工の肉体に移され、渚カヲルが誕生。
アダムの肉体は胎児の状態で復元され、スパイである加持リョウジからネルフへと渡り、アダム自体の再生が始まります(アダム計画)。
⑤第3新東京市の建造

セカンドインパクトの影響を受け、世界各地で紛争が勃発した結果、東京に新型爆弾が投下され50万人もの人々が亡くなりました。
臨時政府は首都を長野県松本市に移し、第2新東京市を建設して復興を進めます。
そしてその後、ゼーレが日本の神奈川県箱根で黒き月と人類の始祖リリスを発見します。
この時ゼーレは、アダムを失った使徒はサードインパクトを引き起こすためにリリスへの接触を図ってくるはずだと考えました。
そこで、使徒を迎え撃つためにリリスの真上に要塞都市である「第3新東京市」の建造を開始します。
その地下空間であるジオフロントには、ネルフの前身である人工進化研究所「ゲヒルン」が置かれました。
ゲヒルンはドイツ語で「脳」という意味です。
⑥エヴァンゲリオンの誕生

ゲヒルンの所長になったゲンドウは、使徒を迎え撃つためにアダム再生計画(通称E計画)を進めます。
すなわち「汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」の建造です。
この計画によって、リリスをコピーして初号機が作られ、アダムをコピーして零号機と弐号機以降が作られました。
しかし、エヴァ自体は魂の入れ物に過ぎないので、起動させるには魂(パイロット)が必要です。
またエヴァの起動には、パイロットの他にもエヴァの肉体と魂たる人間の間の格差をなくすために「コア」というユニットの起動が必要になります。
初号機のコアにはシンジの母親である碇ユイの魂が、弐号機のコアにはアスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリンの魂が取り込まれています。
エヴァンゲリオン | コアに存在する魂 |
初号機 | 碇ユイ |
弐号機 | 惣流・キョウコ・ツェッペリン |
惣流・キョウコ・ツェッペリンは、ネルフの前身であるゲヒルンのドイツ支部にいた科学者でした。
そのためユイの息子であるシンジ、キョウコの娘であるアスカが、それぞれのコア(母親)とシンクロが可能ということでパイロットとして選出されました。
パイロットは「A-10神経」を介してエヴァと神経接続をするのですが、この時のシンクロ率が高いほどエヴァの反応速度が上昇します。
ただしその反面、エヴァがダメージを受けた際にパイロットが受けるダメージも増えるというデメリットも含んでいます。
このA-10神経は人の愛情を司る神経と言われており、簡単に言うとエヴァは「親子の愛情の力」で稼働しているのです。
ただし、シンクロ率が400%を超えてしまうとLCLとの同化現象が起こり、パイロットの魂がエヴァに取り込まれてしまいます。
第14使徒ゼルエル戦において、初号機が覚醒した際はシンクロ率が400%を突破し、シンジがLCLと同化してしまいました。
⑦パイロットと搭乗機について

シンジが在籍する第三東京市立第壱中学校2年A組は、エヴァのパイロット候補が集められたクラスです。
搭乗者コード | パイロット名 | 搭乗機 |
ファーストチルドレン | 綾波レイ | 零号機 (プロトタイプ) |
セカンドチルドレン | 惣流・アスカ・ラングレー | 弐号機 (プロダクションモデル) |
サードチルドレン | 碇シンジ | 初号機 (テストタイプ) |
フォースチルドレン | 鈴原トウジ | 3号機 (プロダクションモデル) |
フィフスチルドレン | 渚カヲル | 弐号機 (プロダクションモデル) |
4号機(プロダクションモデル)に関しては、米国にあるネルフ第2支部で、S2機関の搭載実験中の事故で消滅しました。
5〜13号機はゼーレが開発したエヴァ量産機(マスプロダクションモデル)で、パイロットはカヲルの人格を用いたダミープラグです。
アスカの本名ですが、「惣流」が名字、「アスカ」が名前、「ラングレー」がミドルネームです。
⑧綾波レイの誕生

どうしてもユイのことが諦めきれなかったゲンドウは、ユイの遺伝子を使ってクローンを作り出します。
クローンは当初、魂がなくただの器に過ぎなかったのですが、その後クローンの中に第2使徒リリスの魂を入れることに成功します。
その結果、誕生したのが綾波レイです。
ちなみにシンジと初めて出会った綾波レイは2体目の綾波レイです。
1体目のレイはゲンドウの愛人だった赤木ナオコ(赤木リツコの母親)に絞殺されています。
またリリスの魂を宿すレイはコアに魂がない状態(もしくは眠っている状態)ならば、性能は多少落ちますがエヴァを起動させることができます。
これは余談ですが、第一話でシンジは包帯姿のレイと初対面しますが、レイの怪我は零号機の起動実験の失敗によるものです。
第5話の回想で語られますが、起動実験中に零号機が暴走したため、エントリープラグを強制射出。
射出されたエントリープラグは、本来であればパラシュートが開いて安全に着地するのですが、室内ということで天井に激突しそのまま落下。
過熱したエントリープラグのハッチを強引にこじ開けたゲンドウは両手に火傷を負い、メガネを落として壊してしまいます。
シンジがレイの自宅を訪れた際に見つけたメガネは、この時のゲンドウのものです。
⑨渚カヲルについて

渚カヲルは、ゼーレによって作られました。
その正体は、第1使徒アダムの魂が入った人型の使徒、第17使徒タブリスです。
ゲンドウの裏切りを確信したゼーレによりネルフへと送り込まれたカヲルは、エヴァ弐号機を伴ってターミナルドグマへ侵入。
自分の肉体に戻ろうとするも、そこに安置されていたのは第二使徒リリスでした。
ゼーレに騙されたことを悟ったカヲルは、自ら望んで死を受け入れ、未来をシンジ(人類)に譲りました。
本来はアダムから生まれた第17使徒が存在したのですが、ゼーレの計画によってカヲルが第17使徒にされたことで存在が消滅しました。
ちなみに「渚」は、第2使徒リリスの魂が入っている綾波レイの「波」と対になっています。
また「渚」を分解すると「シ」と「者」になって、「シ者(使者)」になります。
さらに「カヲル」という名前を1字前にずらすと「オワリ」になります。
つまり「シ者オワリ」となり、登場した弐拾四話のタイトルどおり「最後のシ者」となりました。
⑩サードインパクトの起こし方

サードインパクトを起こすための原理は共通ですが、そこに至るまでの手段がいくつか存在します。
使徒、碇ゲンドウ、ゼーレでその手段が異なってくるので、サードインパクトの原理とそれぞれの手段についてみていきましょう。
サードインパクトの原理
簡単に説明すると、サードインパクトとは「大規模なアンチATフィールドを展開し、生命を原初の状態へ戻すこと」です。
そして、この大規模なアンチATフィールドを展開できるのは、劇中で「神」と呼ばれる存在のみとなっています。
神とは始祖である第1使徒アダムと、第2使徒リリスのことです。
使徒の保安装置であるロンギヌスの槍もこのアンチATフィールドの力を持っているので、使徒やエヴァのATフィールドを貫くことが可能です。
使徒のケース

サードインパクトを引き起こすことができるのは、神であるアダムとリリスのみです。
なので、神と融合し自分でサードインパクトを引き起こすことがもっとも簡単な手段になります。
これが使徒がアダム(リリス)を求めて、新第3東京市を襲撃していた理由です。
神と融合してサードインパクトを引き起こすことで、使徒も人類も原初の状態に還ることになります。
ただし、使徒がサードインパクトを引き起こした場合は使徒の故郷である「白き月」は起動しますが、人類の故郷である「黒き月」は起動しません。
つまり、リリスのガフの部屋(魂の保管場所)が開かないので、人類の魂は還る場所を失い滅亡します。
ただ、最終的に使徒はエヴァに殲滅されたので、この方法が取られることはありませんでした。
碇ゲンドウのケース

ゲンドウも使徒と同様に神との融合を望み、まず自身の右手に神であるアダムの肉体を「移植」しました。
そして、その後ゲンドウはレイの中に眠るリリスの魂と、リリスの肉体との融合も行おうとします。
「アダムとリリスの禁じられた融合」によって自身が「生命の実」と「知恵の実」を持った神となり、サードインパクトを起こすことを目論んでいたのです。
しかし、リリスの魂であるレイはゲンドウと融合することを拒み、アダムの肉体とともにシンジの元へ向かいます。
これによりゲンドウの計画は失敗に終わりました。
ゼーレのケース

ゼーレは最終的に、偉大なる神との融合ではなく「神に等しい存在」を作り上げてその存在にサードインパクトを引き起こさせようとします。
使徒のS2機関を取り込んだ初号機は「生命の実」と「知恵の実」の両方を有し、「神のような存在」となりました。
しかし、「神のような存在」は神ではないので、初号機だけの力ではサードインパクトを引き起こすことができません。
そこで鍵になってくるのが「セフィロトの樹」と呼ばれるものです。

これはオープニングの最初にも登場するのですが、「神のような存在」がセフィロトの樹を描くことで「神に等しい存在」になるとされています。
セフィロトの樹は10個の球体から構成されているので、ゼーレは初号機以外の部分を9体のエヴァ量産機に担当させようと考えました。
エヴァ量産機が9体も製造されたのはこのためです。
そして、残る問題はサードインパクトの中心となるものの存在です。
ゼーレの当初の計画では、初号機パイロットのシンジを戦略自衛隊に殺害させるつもりでした。
シンジがいなくなれば、サードインパクトの中心となるのは、初号機の中に宿る碇ユイということになります。
しかし、ユイの魂に意思はありません。
そこで「神に等しい存在」の一部となった9体のエヴァ量産機たちに、コピーしたロンギヌスの槍で自らを貫かせ、強制的に大規模なアンチATフィールドを展開させようとしたのです。
このため量産機分のロンギヌスの槍のコピーが作られました。
またゼーレは、念のためにシンジが逃げ延びて初号機に搭乗したケースも考えていました。
その場合、サードインパクトを起こすかどうかは、初号機パイロットのシンジの意思で決まります。
そこで登場したのが、ゼーレから送り込まれたカヲル(第17使徒タブリス)です。
- 自分を好いてくれていた存在が、実は敵である使徒だったという事実
- さらに使徒であるカヲルを自らの手で殺させる
これらによってシンジに深い絶望を与え、シンジにすべての生命の消滅を願わせるように仕向けていたのです。
最終的にシンジは生き延びましたが、ゼーレはさらに追い打ちをかけるために量産機達にアスカが搭乗する弐号機を惨殺させました。
これを見て発狂したシンジ。
そして、シンジに呼応し覚醒する初号機。
量産機に導かれた初号機はセフィロトの樹を完成させ、「神に等しい存在」となります。
そして、シンジに呼応して初号機の元へ戻ってくるロンギヌスの槍。
初号機がロンギヌスの槍で自身を貫き、また量産機たちも自身を貫いたことで、地球全土を覆う大規模なアンチATフィールドが展開。
サードインパクトが起こり、人類補完計画が始まりました。
⑪最終話の「おめでとう」の意味

アニメ版の結末である「25話(終わる世界)」と「26話(世界の中心でアイを叫んだけもの)」は当時ものすごい物議を醸しました。
というのも、それまでの話との脈略がなく、最終的にシンジがみんなから「おめでとう」と祝福されて終わるというものだったからです。
僕も初めてこれを観た時は、何がおめでとうなのかまったくわかりませんでした。
実は25話の後半からは人類補完計画が発動しており、人類がLCLへとリセットされ原初の場所である黒き月へと魂が集約されて1つになっていたのです。
その結果、それぞれが他人の魂と思考に触れることになりました。
つまり25話と26話は、人類補完計画が起こっている中で、シンジ達の精神世界での他者との会話を描いたものだったのです。
父親に捨てられた経験を持つシンジは、人に嫌われることを恐れ、人と関わることを避ける内向的な少年になってしまいました。
そして、エヴァを通して様々な人と出会い、自分の価値を見出そうとしますが、トウジの事故やカヲルの殺害などを経験し、さらに自分の殻に閉じこもってしまいます。
そんな苦しい思いをしてきたシンジでしたが、エヴァの覚醒によって「神に等しい存在」となり
「人類はこのままリセットされるべきなのか?」
それとも
「元の世界に戻るべきなのか?」
この選択で葛藤し、巨大綾波(アダムとリリスの融合体)に見守られながら、最終的に元の世界に戻ることを選択しました。
「僕はここにいてもいいのかもしれない」
「そうだ、僕は僕でしかない」
「僕は僕だ、僕でいたい」
「僕はここにいたい」
「僕はここにいてもいいんだ」引用元:エヴァンゲリオン第26話
みんなからの「おめでとう」は、自らの殻を破って「現実世界へ戻る」という選択をしたシンジへの祝福の言葉だったのです。
旧劇場版「Air/まごころを、君に」
アニメ版の25話と26話は、今まで張り巡らせてあった伏線や謎の回収を放棄してしまい、読者を置いてけぼりにする形となりました。
そして、その2話を補完する形で新たに25話(Air)と26話(まごころを、君に)が制作され、劇場版として公開されました。
25話 | 26話 | |
アニメ版 | 終わる世界 | 世界の中心でアイを叫んだけもの |
旧劇場版 | Air | まごころを、君に |
アニメ版の25話と26話がシンジ達の精神世界を描いた作品であるのに対し、旧劇場版の25話と26話は現実世界で起こった出来事を描いています。
ちなみにアニメ版の最終2話に関しては、制作サイドが「制作期間が足りなくなってしまった」と明言しています。
ただ最終話に関しては、庵野監督が「制作スケジュールに関係なく意図した通りの作り」ともコメントをしています。
また庵野監督はエヴァという作品(シンジという主人公)を通して、現実逃避をして自分の殻に閉じこもっている人達に対し「新たな一歩を踏み出して欲しい」というメッセージを伝えたかったとも語っています。
このアニメ版の最終2話に関しては今でも賛否両論がありますが、エヴァ自体の話題性を高めたことは間違いありません。
そして、もしまだ旧劇場版を見たことがないのであれば、見ておくことを全力でおすすめします。
アニメ版とはまったく違った構成で話が進み、「アニメ版の結末を現実世界の視点」で見ることで、エヴァという作品を理解することができます。
旧劇場版はグロテスクなシーンがあるので、耐性がまったくない方は気をつけてください。
旧劇場版を見る方法
旧劇場版「Air/まごころを、君に」を見る方法としては、「U-NEXT」がおすすめです。
U-NEXTの場合、エヴァのアニメは1話ごとのポイント制(1話につき220ポイント)なので、正直アニメ版を見るのならあまりおすすめはできません。
ですが、旧劇場版「Air/まごころを、君に(509ポイント)」であれば、無料体験への登録時に付与される600ポイントを使って、無料で見ることができます。

エヴァンゲリオンのストーリーをわかりやすく解説!│まとめ
エヴァンゲリオンは20年以上前の作品であるにも関わらず、今でもその人気は衰えていません。
エヴァの魅力は本当にたくさんありますが、中でも
- 壮大で複雑に絡み合うストーリー
- 個性的すぎるキャラクター達
- 人間の弱い部分のリアルな心理描写
- 様々な考察(自己補完)ができる終わり方
こういった部分が特に魅力的だと思っています。
ストーリーはかなり難解ですが、その背景を理解することで一気に面白くなる作品です。
そして、エヴァは結末を現実世界の視点で描いた「旧劇場版」のストーリーを理解することでさらに面白くなります。
下記の記事で旧劇場版のストーリーも解説したので、すでに観た方はこちらにも目を通してみてください。

学生時代にリアルタイムでアニメも
劇場版も観ましたが、
今ひとつ内容が理解できていませんでした
こちらの解説を見て初めて意味を理解できました。ありがとうございました。
くっくくんさん
コメントありがとうございます!
そう言ってもらえると凄く嬉しいです(`・∀・´)
自分もリアルタイムで見ていた時は意味がわかりませんでした笑
記事がお役に立てたようでよかったです!
此の物語りに完結は、無い。
異次元別種族の愛争い 余計な御世話同士の愛のミスマッチホロコースト。
しかも超インパクト破壊連発でタッタの「人類保管計画」?
現実の現在「ノアの箱舟計画」が進行中!
上記の計画を月にもコピー保管しようとしている時代なのに 人類保管なんて極小で完結できないでしょう。
とてもわかりやすいあらすじでした。ありがとうございます。
にしても基本訳がわかりません。
ヤナジンさん
こちらこそ記事をお読み頂きありがとうございます!
エヴァのストーリーはかなり複雑なので、分かりづらいですよね(;・∀・)
ただその一方で、斬新な設定や複雑なストーリーがあったからこそ、当時のアニメ業界に衝撃を与え、今もなお人気の作品として愛され続けているのだと思っています。
(画像引用元:カラー)
↑コレくどい。
ご指摘ありがとうございます!
修正させて頂きましたm(_ _)m
今までただ単にバトルシーンを見るだけのものだと思ってて、ストーリーが全然分からなかったですがこの解説のおかげでだいたいは理解出来ました。ありがとうございます
ぶんぶんさん
コメントありがとうございます!
エヴァのストーリーは本当にわかりずらいですよね…。
自分も最初見た時はバトルシーンを楽しんでました笑
記事がお役に立てたようで嬉しいです!
話のストーリーだけでなく、難解な単語の意味も載せてくださったので、すごく助かりました(;;)
中々共感は出来ないお話だったのに、どこか心が引き寄せられるのは何故なんでしょうか…
他の記事も読ませていただきます!
ぱむうさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよね!
自分も最初は分かりづらくて共感できなかったのですが、気が付いたら夢中になってました笑
他の記事もお役に立てれば嬉しいです٩(๑•̀ω•́๑)۶
エヴァは、難しいストーリーを何回も往復して楽しむアニメなので自分が疑問に思ったことをまとめて下さってとても分かりやすかったですm(_ _)m
たらこさん
コメントありがとうございます!
そう言って頂けるとすごく嬉しいです(´ ▽`)
エヴァは繰り返し見ることで徐々にストーリーが理解できていき、新しい発見がありますよね。
見れば見るほどハマってしまうスルメ作品だと思います(`・∀・´)
[…] エヴァンゲリオン解説サイト […]
解説読ませてもらいましたが、正直に言って「わかりやすい解説」というより「知らない情報」ばかりでした
白い月と黒い月、ゲンドウの右手、セフィロトの樹etc…
全く覚えがないのですが、これらはアニメや旧劇で説明されていましたか?それとも解説書みたいなものからの抜粋でしょうか
アニメ+旧劇見ましたさん
コメントありがとうございます!
エヴァの世界観の設定や用語の詳しい説明などは、アニメと旧劇では語られていません。
参考にさせてもらったのは、2003年にPS2から発売されたゲーム「新世紀エヴァンゲリオン2」のエヴァ用語集(機密情報)です。
こちらで原作では明かされていなかったエヴァの謎が解説されています(´ ▽`)
[…] ここに詳細がわかりやすく解説されている。 […]
めちゃめちゃわかりやすく簡潔にかかれていて感動しました!
大変だったと思いますが、ここまで丁寧にまとめていただきありがとうございました。
新劇場版、楽しみですね。
ごめんなさい、メールアドレスを間違えてかいてしまいました。もしよければ削除をお願いします。
コメントありがとうございます!
コメント欄のメールアドレスは削除させて頂きましたのでご安心ください。
それとこの記事がお役に立てたようで嬉しいです!
まとめるのは大変でしたが、一人でも多くの方にエヴァの面白さを伝えたくて頑張りました!
新劇場版の完結編を楽しみに待ちましょう₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾
放送当時エヴァを2話くらいであきらめたのでずーっと気になってましたが
見た人に聞いてもサイトであらすじを探しても今までわからないまま
再放送や映画が出るたび思いだし内容検索するのを繰り返していました
今日このサイトにたどり着き長年の悩みが終わりを告げました
エヴァはこういう内容だったんですね
だからしんじんくんがありがとうと言われて最終回だったんですね
この記事を書いてくださりありがとうございます
あこさん
こちらこそ記事を読んで頂きありがとうございます!
自分もエヴァを初めて見た時、特にアニメ版の最終回は意味がわからなくて挫折しました笑
ただ背景を理解した上で見返してみると、感動するほど奥深い作品でした。
自分と同じような経験をされた方の役に立てばと思って書いたので、そういってもらえて嬉しいです٩(๑•̀ω•́๑)۶
エヴァンゲリオンが、与えた影響は、アニメだけじゃなく、科学や宗教にも深い影響を与えたと思います。
科学や宗教は、お互いに線引をしてお互いを語ることをタブーとしてきましたが、お互いを欠いては、それぞれの発展はないと考える専門家を増やしたと思います。また、それを隠す必要もないと考えるに至らせたのは、世界的な収穫です!
この解説が丁寧で、アニメ界に行きたがる人だけじゃなくて、学者や宗教家になりたがる人が熱かったのか理解できました!
ありがとうございます。
大学の年間のカリキュラムに加えたいくらいですね( ꈍᴗꈍ)
ジャムパンマンさん
コメントありがとうございます!
確かにエヴァンゲリオンはアニメ業界だけではなく、様々な分野に影響を与えているかもしれませんね!
僕自身もエヴァにはかなり影響を受けました!
すごくわかりやすい内容でした!
「アダムとリリスの禁じられた融合」について、「ゲンドウはリリスの魂とリリスの肉体との融合も行おうとした」とありますが「アダムの肉体」ではなく「リリスの肉体」なのはなぜでしょうか?
匿名さん
コメントありがとうございます!
質問の意図とズレていたら申し訳ないのですが、
まずゲンドウはアダムの肉体を右手に移植したことで、アダムの肉体との融合は済ませています。
またカヲルが死んだことで、アダムの魂はアダムの肉体へと戻ったと推測されます。
(アダムの肉体を取り込んだ巨大綾波がカヲルの姿にも変形したため)
そして、もしゲンドウがレイに受け入れられていたら、その後にリリスの肉体とも融合していたはずです。
①アダムの肉体を右手に移植
②カヲルが死んだためアダムの魂がアダムの肉体へ戻る
③アダムを宿した右手をレイの腹部に突っ込みリリスの魂と融合
④その後にリリスの肉体とも融合
⑤「アダムとリリスの禁じられた融合」の完成
ゲンドウはこの流れを目論んでいたと思われますm(_ _)m
シンエヴァを見るためにアニメを見たのですが、新劇場版と同じく終盤あたりから訳が分からなくなりましたw
とても分かりやすい解説で、エヴァの面白さが倍増しました!
ありがとうございます!!
シュウさん
アニメ版も終盤から畳み掛けるようにストーリーが展開していくので、
かなり分かりづらいですよね(´;ω;`)
記事がお役に立ったようでよかったです!!
新エヴァ 見たほうがいいの?
よくここまで細かくあの難解な話を理解出来ましたね?
管理者様はテレビ版と映画だけで独自で、理解出来ましたか?
それとも各資料や他の解説等を合わせて、理解しましたか?
庵野監督自身、余りストーリーを明確に解説してませんし、作品が有るんだから自分達で気付けやって事でしょうけどね。
(笑いのネタで、芸人が何処が面白いのか解説す程バカらしい事は無いし、例 ボケ:”やほーで検索“w ツッコミ:嫌“ヤフー“だから、そりゃローマ字で読むと“やほー”になるけどねw・・・あっ解説込みでネタにしてる芸人も居たな。)
ウメヤさん
コメントありがとうございます!
アニメ版と劇場版に加えて、2003年にPS2から発売されたゲーム「新世紀エヴァンゲリオン2」のエヴァ用語集(機密情報)も参考にさせて頂きました。
難解な設定やストーリーもエヴァの魅力の一つですね(´ ▽`)
解説、素晴らしいです
とても時間と労力がかかっただろうと存じます✨
ありがとうございます
通りがかりさん
ありがとうございます!
そう言って頂けると、頑張ってまとめた甲斐があります٩(๑•̀ω•́๑)۶
旧劇版についての考察はここが決定版だと思います。
まとまっていて非常にわかりやすいです。
特に使徒やゼーレなど、劇中で語られていない裏設定部分の説明を、公式ゲームの用語集を根拠とされているところが素晴らしいです。
制作側は考えていなかったのではなく、敢えて視聴者に考えさせるために、全ての情報を出さなかったであろうことが確認できました。
ありがとうございました。
ミャートさん
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り制作サイドは、あえて情報を積極的に出さなかったのだと思います。
そして、考察できる余白を残したことで、それがエヴァの魅力の一つになったと個人的に思っています(´ ▽`)
とても分かりやすく、エヴァンゲリオンの面白さについて深く考えさせられました。
本当にありがとうございます。
今週末あたりまた見直そうと思います!
あんぱんさん
コメントありがとうございます!
エヴァは本当に面白いですよね(`・∀・´)
自分もまた見直そうと思います!
人は謎があるほど引き込まれていくんですね
これが人類補完計画か
アスカかマリだったらマリ派さん
ですね!(`・∀・´)
本当にエヴァは考え抜かれた作品だと思います!
非常に分かりやすい解説で、腑に落ちることができました。
ありがとうございました。
Sさん
コメントありがとうございます!
そう言って頂けるとまとめた甲斐があります。
お役に立てたようで嬉しいです!
ありがとうございまさした。
記述内容だけでも、ひとつの作品と思えるような深さがあり、改めて感動を覚えました。
たる。さん
コメントありがとうございます!
エヴァは本当に奥深いですよね!
自分もまとめてみて、改めてそう思いました!