Apple製品の中でも根強い人気を誇るiMac。
ディスプレイのサイズや性能などでモデルが分かれており、いったいどれを選べばいいのか悩んでしまう方も多いと思います。
iMacを購入するには最低でも10万円以上はかかるので、絶対に失敗したくないですよね。
実際に僕も購入する前に必死で調べまくりました。
結論からお伝えしておくと、初心者の方であれば「27インチのエントリーモデル」がおすすめです。
その上で、このページではiMacを初めて購入する初心者の方に向けて、
- 選んではいけないiMac
- 初心者におすすめのiMacの選び方
これらについてわかりやすくまとめておくので、iMacを購入する際の参考にしてみてください。
iMacは高額なので、買ってから後悔しないようにしましょう!
選んではいけないiMacとは?
ではまず「選んではいけないiMac」についてお伝えしていきます。
iMacのディスプレイサイズは「27インチ」と「21.5インチ」のどちらかを選択することができます。

そして、それぞれのサイズごとに
- エントリーモデル
- ミドルモデル
- 最上位モデル
これら3つのモデルが存在し、性能が異なっています。

この中で選んではいけないiMacは下記のとおりです。
- 4K・5K非搭載ディスプレイ
→21.5インチの「エントリーモデル」 - HDD(ハードディスクドライブ)搭載
→21.5インチの「エントリーモデル」と「ミドルモデル」

これらのモデルは正直おすすめできません。
詳しく解説していきますね。
初心者におすすめのiMacの選び方
ディスプレイのサイズと解像度
まずディスプレイのサイズは、全力で「27インチ」をおすすめします。
理由としては、27インチモデルは購入後に自分で自由にメモリを増設することができるからです(21.5インチは自分では不可)。
例えば、購入時にAppleでメモリを8GB増やして16GBにしてもらう場合、22,000円(税別)もかかります。

一方で自分でメモリを購入して増設する場合は、8GBなら7,000円程度で購入できるので費用が半分以下で済むのです。
そして、27インチをおすすめするもう1つの理由が、作業効率の良さです。
27インチの画面は本当に広いので、面倒なタブの切替作業やブラウザが重なることがなく作業効率を大幅に高めることができます。
ちなみに27インチはどのタイプを選んでも「5Kディスプレイ」となっています。
もしiMacを設置するスペースがあまりないという方であれば、21.5インチも選択肢になってきますが、その場合は必ず4K搭載のモデルにしてください。
「4K・5K非搭載ディスプレイ」である21.5インチのエントリーモデルは、正直Macである意味がほぼ失われています。

21.5インチのエントリーモデルを購入するなら「MacBook Pro」か「MacBook Air」を購入した方が断然いいです。
ストレージの種類
ストレージとは簡単に言うと「補助記憶装置」のことで、データを保存しておく保管庫です。
ストレージは大きく次の3つに分けることができます。
- HDD(ハードディスクドライブ)
- SSD(ソリッドステートドライブ)
- Fusion Drive(フュージョンドライブ)
特徴を表にすると下記のようになります。
HDD | SSD | |
読み書き性能 | 普通 | 高速 |
消費電力 | 多い | 少ない |
衝撃への耐性 | 弱い | 強い |
静音性 | 低い | 高い |
容量 | 多い | 少ない |
価格 | 安い | 高い |
Fusion Driveは、HDDとSSDを組み合わせたものです。
両者の中間的な位置付けにあるものだと思って下さい。
このストレージの性能によって、パソコンの起動やデータの読み取り速度が明らかに変わってきます。
まずHDDは、処理スピードがかなり遅くなるのでおすすめできません。
iMacは基本的にFusion Drive搭載ですが、21.5インチのエントリーモデルとミドルモデルはHDDとなっているので注意してください。

一方でiMacにおすすめのストレージは、高性能なSSDもしくはFusion Driveです。
SSDとFusion Driveのどちらを選ぶかで迷う方が多いのですが、選ぶポイントは予算に余裕があるかです。
性能としては、SSDの方が高性能で処理スピードが早いのですが、2TBのFusion Driveを2TBのSSDにカスタマイズすると、77,000円(税別)もかかります。

資金に余裕があるのなら、高性能なSSDに変更するのをおすすめしますが、そこまで予算をかけられないという方ならFusion Driveで充分です。
ちなみにFusion Driveに組み合わされているSSDの容量は、
- 1TBのFusion Drive→32GB
- 2TBのFusion Drive→128GB
このように、2TBには1TBの4倍のSSDが組み込まれています。
なので、少しでもスピードを重視するのであれば、Fusion Driveの中でも「2TB」がおすすめです。
周辺アクセサリの選び方
iMacの初期パッケージには、付属品として
- Magic Mouse 2
- Magic Keyboard(JIS)
この2つが付いていますが、自分の好きなものに変更することもできます。
ここは好みが分かれる部分ではあるのですが、僕個人のおすすめも紹介しておきます。
まずはマウスですが、これは「トラックパッド」に変更するのが断然おすすめです。
トラックパッドは指でなぞるだけなので、カーソルの移動が早く疲れにくい上に、活用できる機能が多様で使いやすいです。
「Magic Trackpad 2」を選択すると5,000円ほど高くなりますが、作業効率を考えるとトラックパッド一択です。

またキーボードは3,000円を追加することで、「テンキー付き」のものに変更することができます。
テンキーとは?
キーボードの右側に設置されている数値入力用のキーのことです。
0から9までの10個のキーがあることから「テンキー」と呼ばれています。
仕事などでテンキーを使う必要があるのなら変更してもいいと思いますが、個人的には右利きの方はテンキーなしの方が使いやすいです(左利きの方は好みで大丈夫です)。
理由はテンキーがあると、キーボードとトラックパッドの切り替えがスムーズにできないからです。
右利きの場合、キーボードとトラックパッドの切り替えの際に右手がテンキーの上をまたぐ必要があるので、毎回多少のタイムロスになってしまいます。
なので、テンキーなしの方が、キーボードとトラックパッドをスムーズに切り替えることができます。

あとはキーボードの種類もJISタイプやUSタイプなどから選べますが、これは人によって使い慣れているものを選べばいいと思います。
個人的にはJISタイプよりもUSタイプの方が見た目がスッキリしているのと、キーの配置が合理的なので好きですね。

iMacの選び方!初心者におすすめのiMacと選んではいけないiMacを解説!│まとめ
ここまでお話してきた内容をまとめると
- ディスプレイは「27インチ(5K)」
- ストレージは「SSD」か「Fusion Drive」
この条件を満たす「iMac 27インチ 5Kディスプレイ」がおすすめです。
迷ったらこのモデルを購入しておけばまず間違いありません。
そして、コストパフォーマンスの点を考慮すると、初心者の方なら「エントリーモデル」で充分です。

仮にミドルモデルや最上位モデルにしたとしても、グラフィックやCPUの性能の違いは、体感ではわからないレベルです。
ただし、iMacでオンラインゲームや動画編集などをするのが目的で、メモリを増設する必要がある場合は注意してください。
27インチのエントリーモデルは、32GBまでしかメモリを増設することができません。
なので、それ以上メモリを増設したいという方であれば、最大で64GBまでメモリを増設できるミドルモデルか最上位モデルを選ぶ必要があります。
また速度を重視する方であれば、Fusion Driveが2TBある最上位モデルがおすすめです。
ちなみに僕はiMacの2017年モデルを購入したのですが、メモリの増設と速度を考慮して「iMac 27インチ 5Kディスプレイの最上位モデル」を購入しました。
スペックは下記の通りです。
- 27インチ 5Kディスプレイ
- 3.8GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ
- 8GBメモリ(最大64GBまで増設可)
- 2TB Fusion Drive(SSD容量128GB)
CPUの性能以外は2019年モデルとほぼ差はないので、よければこちらのレビュー記事も参考にしてみてください。

それとiMacを購入したら、ぜひデュアルディスプレイも導入してみてください。
簡単に設定できるにも関わらず、作業効率が42%UPするとアメリカの研究で証明されているので本当におすすめです。
