先日新しいiPhoneを購入してSIMカードを移したのですが、その際に新しいiPhoneが着信すると、なぜか古いiPhoneも同時に着信するという現象が起こりました。
SIMカードが入っていないのに、何で電話が鳴るんだ?
と思って最初は不具合かなと思っていたのですが、故障ではありませんでした。
結論からお伝えすると、この現象はiPhoneの機能である「iPhone Cellular Calls」という機能によるものです。
このページでは僕と同じ現象が起こって戸惑っている方に向けて、
- 「iPhone Cellular Calls」の詳細
- 「iPhone Cellular Calls」の機能をOFFにする方法
これらについてまとめておきます。
このページを読むことで、SIMカードが入っていないiPhoneに電話が繋がる仕組みを理解できるはずです。
iPhoneの故障ではないので安心してくださいね。
「iPhone Cellular Calls」の詳細
「iPhone Cellular Calls」は、iOS8から搭載された機能です。
簡単に言うと、iPhoneに着信があった際に「iPhone Cellular Calls」が搭載されたほかのデバイスにも着信を送り、通話をすることができます。
具体的には、下記の画像のように複数のデバイスが着信します。

つまり、古いiPhoneを自宅で「子機」として活用することができるのです。
ただし、この機能を利用するためには次のような条件があります。
- iOS8以上のデバイス(iPhoneやiPad、iPod touch)
- 共通のApple IDをiOSデバイスに登録する
- 同じWi-Fiネットワークに接続する
なので、iPhoneを屋外へ持ち出した時に着信があった場合は、自宅に置いてあるiPhoneは着信できません。
「iPhone Cellular Calls」の機能をOFFにする方法
「iPhone Cellular Calls」の機能が不要な方は、簡単にOFFにすることができます。
iPhoneの「設定」から「電話」をタップし(①)、「ほかのデバイスでの通話」をタップします(②)。

「ほかのデバイスでの通話」をOFFにし(③)、通話を許可しているデバイスが非表示になれば完了です。

SIMカードなしのiPhoneに電話が繋がるのはなぜ?│まとめ
SIMカードが入っていないにも関わらず、電話が繋がってしまうと驚きますよね。
ただその現象は故障ではなく、iPhoneの機能の1つである「iPhone Cellular Calls」によるものなので安心してください。
「iPhone Cellular Calls」は限定的な機能ではありますが、人によっては自宅で子機として活用できる人もいると思います。
逆に不要だという場合は、機能をOFFにできるので、この機会に設定をしておきましょう。