朝、目が覚めると胃(みぞおち辺り)がギューッと締め付けられてめちゃくちゃ苦しい…。
この状態、僕も人生において何度か経験したのですが、これは精神的に過度なストレスを抱えていてかなり追い詰められている状態です。
つまり自分自身が悲鳴をあげているというサインです。
多くの場合、「嫌なことを無理やり行っている」か「将来への不安」、「人間関係」が原因です。
もしこういった状態なら
- 原因を把握する
- それを改善するために動く
こういったプロセスが必要になってきます。
このページではこういった思いをしている人に向けて、
- 僕がそうなった状況
- どうやって治したのか?
そういった体験談をまとめていきます。
この状態は本当にツライので、あなたがその状態から抜け出せるキッカケとして少しでも役立てばと思います。
胃がギューと締め付けられた状況と解決法
①嫌なことを無理やり行っている

僕は大学を卒業後、新卒で社会人として働き始めたのですが、とにかく会社に行きたくありませんでした。
愚痴っぽくなってしまって申し訳ないのですが、
- 自分の感情をコントロールできない上司
- 事務所では罵声が飛び交い、雰囲気が刑務所
- 常に人が辞めていくので人手が足りない
(8時出社→深夜1時帰宅) - 残業代の概念がない
- 社員同士で殴り合いの喧嘩
あれ? 僕は動物園に就職したんだっけ?
と思っていました。
他の会社を見てきた派遣社員さん達も「この会社はおかしい」と言っていて、
なぜこの会社で働いてるの?
と質問されても「生活のため…」としか回答が思い付きませんでした。
今思えば、視野が狭い…というか社会のことを知らなすぎて、この会社が自分のすべてだったんです。
一生ここで働き続けるのか…。
と思いながら出勤していたのを今でも覚えています。
毎日寝なくちゃと思って布団に入っても、眠って朝になるのがとにかく怖すぎて眠れず、永遠に朝が来なければいいのに…とずっと思っていました。
朝方やっと眠くなってきたと思ったら目覚まし時計が鳴り響き、感情を殺して出勤。
慢性的な寝不足でまともな思考ができず、ミスをして…の繰り返しで、どんどん悪い循環に陥りました。
毎朝胃がギューと締め付けられて苦しいし、本当に吐き気が止まりません。
原因は明らかで「嫌なことを無理やり行っている」のが、過度なストレスとなって体に不調をきたしていました。
解決策として、自分の場合はその会社を辞めるという選択をすることで、なんとかその状態から抜け出すことができました。
今であれば、転職や副業を平行して行い、就職先が決まったり副収入を得てから辞めるべきでしたが、そんな余裕はなかったので後先考えずに辞めました。
個人的には体が拒否反応を示すほど嫌なことをやっているのであれば、すぐに離れた方がいいと思っています。
人間は現状を変えたくないという脳の仕組みがあるので、踏み切れない気持ちもすごく分かるのですが、体を壊したり、精神を病んでしまっては治すまでにかなり時間がかかります。
自分もそうでしたが、多くの場合は追い詰められてまともな判断ができなくなっているので、信頼している人に相談して客観的に判断してもらった方がいいです。
自分の場合は家族に相談をしました。
- 体が拒絶反応を起こしているなら離れることを考える
- 信頼している人に相談して客観的な意見をもらう
②将来への不安

次にこの状態に陥ったのは、自分がフリーランスとして生きていこうと思った時です。
なんの計画もスキルもなく会社を辞めた後、人に雇われずに生きていこうと考えるようになりました。
しかし、実際に新しい生活が始まると
- 失敗したら再就職しなくちゃいけないのでは?
- いやもう就職もできないのでは?
- 自分は生きていけないのでは?
貯金を切り崩しながら生活をしていたのですが、減っていく残高を見ているとこの先がどうなるのか本当に不安でしかたありませんでした。
毎朝胃がギューと締め付けられており、将来への不安に押しつぶされそうでした。
この将来の不安の根本にあるのは、やはり「お金」です。
そして、今だから分かるのですが、不安を感じるのはそれ自体を「よく知らない」からです。
つまり、将来の不安を取り除くためには、「お金の知識」と「お金を稼ぐ力」を身につける必要があります。
お金を稼ぐ方法として、サラリーマンという生き方しか知らなかった自分でしたが、世の中には色々な仕事や生き方があることを知って衝撃を受けました。
特に「投資」と「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」を知った時は、
こういった生き方もあるんだ…!?
と心が一気に軽くなったのを覚えています。
例えるならそれまでの自分は地図と羅針盤を持たずに、海を渡ろうとしていました…。
しかし、今は
- お金の知識を身につける
- お金を稼ぐ力を身につける
この2つが明確になったことで、今はそれに向かってひたすら前進しています。
不安が完全になくなった訳ではありませんが、少なくとも以前のように胃が締め付けられるような感覚はなくなりました。
将来への不安を感じているのであれば、お金について学び、お金を稼ぐ力を身につけましょう。
よく、
自分には得意なことや強みがまったくないんです…。
といった意見を見かけますが、大丈夫です。
強みが分かりやすい人もいれば、分かりにくい人もいるというだけで、個性を持っている時点でどんな人でも強みは必ずあります。
強みがないという人はまだ気づいていないだけです。
- 将来への不安の根本の原因は「お金」
- お金の知識と稼ぐ力を身につけることで改善できる
③人間関係

詳細は省きますが、人間関係が原因で人生で初めて叫んでしまいました。
理解できなくて、受け入れることができなくて、人を責めて、物にあたって涙も声も枯れました。
人と関わるとこんなにツライのかと、全てを恨んでいたと思います。
この時は朝だけでなく、一日中胃がギューと締め付けられて苦しく、焦燥感と不安がすごくて夜に1人きりで部屋にいることができませんでした。
なので、深夜に家から出て歩き回っていました。
例えば、信用していた友人に裏切られたり、恋人に浮気をされたり、大好きな人に告白をして失恋をしてしまったり…
生きていると人間関係で深く深く傷つくことがあります。
どうしようもなくツライ思いをすることがあります。
そして、この心の傷ってすぐには消えません。時間がかかります。
ただ時間をかけてゆっくりとゆっくりと忘れていって、傷を徐々に癒やしていくことはできます。
人間は物事を忘れるようにできていますが、それはこういった時のためです。
ただ、頭では理解できても気持ちはツライままですよね。
自分も経験してきたから分かります。
難しいのは承知の上ですが、時間をかける以外にも、
- その原因となった人と距離を置く
- 仕事や趣味など他のもので頭を埋め尽くす
人間は何もしない状態や、暇な状態だと勝手にその事を考え続けてしまいます。
なので、他のことで頭の中を埋め尽くし、あえて自分を忙しい状態にして思考の隙を作らないことが有効です。
このことを知っておくだけでもかなり違うと思います。
自分はとにかく仕事と勉強に振り切って、ゆっくりと時間をかけて改善していきました。
- 心の傷を癒やすには時間がかかる
- 自分を忙しい状態にして思考の隙を作らない
【体験談】精神的ストレスで胃がギューと締め付けられて苦しい時の対処法まとめ
胃がギューと締め付けられる感覚は、めちゃくちゃ苦しいと思います。
自分も経験したからこそ分かりますが、焦燥感がすごくて、不安な気持ちに押しつぶされそうになって、追い詰められて消えたいとすら思いますよね。
今回記事にしたのは、このように苦しんでいる人が少しでも減ってくれればいいなと思ったからです。
同じ状態で苦しんでいる人がいることや、仕組みを知ることで救われる人もいるかと思います。
胃がギューと締め付けられるのはあなた自身からのサインなので、ツライ気持ちはめちゃくちゃ分かりますが、改善するために動きましょう。
あなたの心がほんの少しでも軽くなってくれれば嬉しいです。